Q 成婚料はいったいいつ仲人さんにお支払いすればいいのでしょうか。
A 順調に交際が進み、お互い結婚しようとする意志が決まれば成婚となります。本人同士も幸せいっぱいですし、ご両親も喜んでいらっしゃる、そして仲人さんにとっても労が報われるいちばんうれしいときと言えるでしょう。
成婚料を払うタイミングとしては、具体的には、結婚する意志を持って親に会った後、婚約指輪を買ったとき、婚約の日取りが決まったときなどです。
なお、交際している女性が自分と結婚の意志があるかどうかを確かめるときに、指輪は大きなキーポイントになります。指輪のサイズを聞かれて、女性が答えを返してくれるときは、それをもらえることを前提としています。ですから逆に言えば、かたくなに自分の指のサイズを教えない人は、あまり見込みはなさそうだと思ったほうがいいかもしれません。
相手とけんかして縁がこわれそうになったときに、指輪を贈ることで無事に結婚に至ったカップルもありました。
その男性もかなり離れた場所に住んでいる女性とお付き合いしていたのですが、あるときささいなことで意見が食い違い、それからしばらく関係がぎくしゃくしていました。でも、その男性には彼女と結婚したいという意思がありましたから、仲人さんが彼女の家を訪ねるようアドバイスしたのです。ところが、その男性はたいへん内気だったこともあり、新幹線に乗ってわざわざ彼女の家の前まで訪ねたものの、誰も出てこなかったという理由でそのまま帰ってきてしまったのです。郵便受けに伝言も残さず、留守番電話にメッセージひとつ入れずに、です。これでは誠意の伝わりようがありません。そこで、もう一度仲人さんがアドバイスし、今度は「指輪をいっしょに買いましょう」と彼女を誘い、二人で指輪を買いに行って無事結婚が決まりました。
指輪が動けば、そのカップルはたいてい結婚が決まります。女性にとって指輪は、心を決めるための大きな要素のひとつなのです。
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